ゲーマーなら1つは持ってるであろうHDMI切替器ですが、その切替器の市場に突如として現れた中国の巨人 Anker 。
そして、発売からわずか半年足らずでその市場を独占しつつあるのが「Anker HDMI Switch」。
Anker であることの安心感と、スタイリッシュなデザイン&機能性で大人気となり、競合メーカーから壮絶な恨みを買っているであろう同社の本製品、なんと筆者の検証により4K解像度リフレッシュレート120Hzで動かせることがわかりました。
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商品説明では60Hzと記載されているが…
Anker HDMI Switch を販売する Amazon などの商品ページでは、最大4K60Hzと記載がある※ため購入を躊躇した方もいるのではないでしょうか?
※2024年4月時点
でも安心してください、後述する筆者の環境では4K120Hzでゲームを動かすことができました。
念の為、Anker のダイレクトショップにある取扱説明書(PDF)であらためてスペック確認してみたが、4K60Hzとしっかり記載がある。
データ転送速度が最大18Gbpsとなっていることから、HDMI2.0規格であることがわかるが、筆者はHDMI2.1じゃないと4K120Hzは動かせないと勝手に思い込んでいた。
Anker HDMI Switch の購入場所である楽天を通して Anker のサポートに問い合わせたところ、Full HD解像度は120Hzに対応しているそうです。「どっかに書いといてよ!」と思ったのはきっと私だけじゃ無いはず…
検証したのはPS5版APEX
手始めにPS5でAPEXをプレイしてみることに。
Anker HDMI Switch に接続した状態でPS5を立ち上げ、まずは設定で「接続されているHDMI機器の情報」をチェックしてみる。
そして4K(2,160p)の情報をチェックしてみると…、120Hzいけるじゃん。
そしてFull HD(1,080p)は?当たり前のように120Hzいけるらしい。
おまけに、Anker HDMI Switch の商品説明欄に一切記載のなかったVRR(可変リフレッシュレート)も使えるらしい。
ただ、これだけで検証は終わらない、半信半疑でAPEXを起動し射撃訓練場へ。
ゲーム内設定で120Hz表示が可能な「パフォーマンス」に変更すると…
いけた!4K120Hzほんとにいけるんだ!
そのまま2時間ほどAPEXをプレイしましたが安定性は抜群、映像のカクツキや音が途切れることもなく快適にプレすることができました。
120Hzは環境次第でいける!
ここまできたら本機でどこまでいけるのか調べたくなったが、考えてみたらHDMI2.0の限界があるだろうと思い返しここで検証をストップした。
巷ではHDMI2.0は、4K60Hzまでと筆者の認識と相違はなかったが、調べてみると4K120Hzも理論上いけないことはないらしい。
ただし、ケーブルの長さなど環境次第では60Hz止まりとなることがあるそうなので筆者の環境を紹介しておこう。
- 120Hz対応テレビ:ハイセンス 43V型 倍速パネル搭載 液晶 テレビ 43E7H
- ゲーム機:PS5(CFI-2000B01)※新型の少し小さいやつ
- HDMI切替器:Anker HDMI Switch
- HMDIケーブル(入出力ともに):Anker HDMI ケーブル 0.9m HDMI 2.1
Anker HDMI Switch の商品ページでも、4K60Hzで動かしたい場合は入力・出力ともに1m以下のケーブルが推奨されており、ここがかなり重要なポイントとなるため参考にしてほしい。
また筆者は、影響があるかは不明ですが念の為、通信帯域に余裕のあるHDMI2.1規格のケーブルを使用しています。
検証結果
Anker HDMI Switch は、環境次第で4K120Hzで動かせる。
もちろんFull HD120Hzもいけるということがわかりました。
商品説明に4K60Hzまでと記載があるのは、サポートするのが4K60Hzまでということであって実際はそれ以上のリフレッシュレートが出るがそこはサポート対象外ということなんでしょう。
初めから期待はしていなかったけど、棚からぼたもち的な感覚でラッキーでしたが、環境次第ということをお忘れなく自己責任でお試しください。
なにはともあれ、4K120Hzを必要としない方にとってもゲーム機を複数台持っている方にとっては、間違いなく買いの商品なので気になる方はチェックしておくことをおすすめします。
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